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古典文学を学ぶ

大阪ゆかりの古典文学・・・作品の舞台を訪ねて (第三回)

井原西鶴『好色五人女』巻二 情けを入れし樽屋物語を読みました。
好色と名がつくと、ちょっといかがわしいようなストーリーを想像してしまいますね。
確かに、江戸時代の恋愛の事情は、今とは全く異なるもので、
もちろん、身分によっても異なりますし、あっさり命をかけてしまいますし、
私には理解しがたいものでした。
この好色五人女は実話に基づいて、西鶴がおもしろい読み物にまとめあげたものです。

当時の人々にとっては、浄瑠璃や歌舞伎、そして浮世草子は人気の娯楽だったのでしょう。
しかし、西鶴や近松を楽しめるのは一部の読み書きのできる、収入もかなりある層に限られたようです。


今回の樽屋物語のゆかりの地は・・・大阪天満界隈です。

まずは、大阪天満宮

天満宮表門前の道の一つ南の道を西にすすむと、
高架下の交差点に出ます。かつては天満堀川が流れていたところです。
ここに樽屋橋がかかっていた証拠がありました。
その名の通り、この辺りは樽職人が多く住んでいたのです。
『樽屋物語』はここ天満に住む樽屋とおせんの物語です。



今は西天満、東天満という町名表示に変わっていますが、
なんと!「樽屋町」という旧名表示板を大切に守っておられる家があるのです。

もうひとつ、「地下町」という旧名表示を掲げておられる家も。


東西南北という簡単な表示に変えることにより、場所を分かりやすくすることも大事ですが、
旧名の表示をなくしてしまうと、町の成り立ちや文化・伝統を後世に伝えることができなくなってしまいます。
樽屋町・・・樽職人の町・・・材木商・・・

昔の街並を想像するには、あまりにも変わり果てた平成の大阪ですが、
旧名を今一度確かめながら、大阪の町を歩いてみるのも楽しいのではと思いました。

by tedukurinakurashi | 2011-11-04 21:44 | 学ぶ | Trackback | Comments(0)
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